植ノ山畑シャルドネ

植ノ山畑シャルドネ

[シャルドネ]

全国的な栽培例の多さから、見落とされがちですが山形県はシャルドネの一大生産地です。じつは大変古くから、かみのやまで栽培されている品種です。

現在(2021.4)は合計で0.9㏊の畑を一文字短梢栽培で管理しています。礫の多い赤土が主体の植ノ山畑(0.5㏊)と粘土質が混ざる赤土の生居畑(0.4㏊)の2か所の畑から安定して収穫されます。

シャルドネには特徴的な風味がなくニュートラルであることから【風土を映し出す鏡】とまで言われます。

【かみのやまの風土】を一番わかりやすく体感できるようなワインに仕上げています。

古樽で育まれたシャルドネの熟成感
緊張感のある冷涼なスタイルの味わい
 

Technical data
◆品種構成 植ノ山畑産シャルドネ100%
◆収穫日 2017年10月3~5日
◆畑 植ノ山畑(一文字短梢、樹齢9年)
◆アルコール度数 11.2%vol.
◆総酸度 7.05g/L(酒石酸換算)
◆pH 3.69
◆貯蔵 100%(全量古樽)、10ヵ月熟成ブレンド後ステンレスタンク貯蔵、2ヵ月熟成
◆生産本数 1000本
◆クロージャー コルク(DIAM10)
◆瓶詰日 2018年10月19日
◆発売開始日 2019年2月19日

 

Wine Story
ワイナリーから程近い植ノ山畑には50aのシャルドネが植えてあります。赤土で小石交じりの畑からは高品質のブドウが生み出され、2013年から単一畑のワインをリリースしてきました。
2017年の冷夏は良質な酸をキープしたまま、10月まで収穫を引っ張れた事もあり、冷涼な雰囲気を纏った気品あるスタイルに出来ないか探っていました。それまでの【植ノ山シャルドネ】は高い新樽率と果実味の強さでパワフルかつリッチな印象のものでした。しかし今回はその流れから一旦離れ、あくまでシャルドネ本来のポテンシャルを表せないかと思い古樽を中心に醸造することにしました。
完熟したパイナップル、黄桃、ハチミツ、白い花、熟成したシャルドネの味わいが在りながら、驚くほど硬質な口当たりは、山形のシャルドネの新しい側面を体感できることでしょう。

 

Technical Supplements
10月まで収穫期を延ばしながら、良質な酸と健全果に恵まれた年でした。全房プレスを行った果汁を中心に古樽へ移し、樽発酵を行いました。例年5~6樽程度でしたが今回は9樽も有ったので、タイプの違う酵母5種類をそれぞれ使い分けています。味わいの差異は古樽ゆえにハッキリと感じられ、シャルドネの味わいの多様性を感じました。
春からはバトナージュを控え、ゆっくり熟成するのを待ちました。ブレンドは硬質でミネラリーな樽と完熟した果実、甘やかな印象の樽を掛け合わせ、味わいが整うまでさらに2か月熟成させました。まだまだ熟成のポテンシャルを秘めています。程よい飲み頃は2019年6月以降かと思います。

¥3,300価格